外壁塗装のひび割れの種類
アレックス(プロタイムズ馬込店)のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回の塗装コラムは外壁塗装のひび割れについてです。
私はたまに街を歩いていると、家の外壁にあるひび割れを見ることがあります。職業柄かもしれませんが、大きいものだと目立ちますよね。。。
さて、この外壁塗装のひび割れですが、放置しておくと外壁自体にひびを入れてしまったり、塗装が剥がれてきたりと、どんどん悪化してしまいます。
そして、悪化してしまうと修繕が必要になってしまいますので、なるべくひび割れが無いか、家を大切にするうえでチェックをしていただくと良いと思います。
▼ひび割れの種類について
まず、対処が必要なひび割れについて、
①クラック
クラックとは、塗装表面だけでなく、下地にもひびが入ってしまっている状態です。
・乾燥クラック
家を建てる際、素材としてモルタルなどを使用します。
モルタルは、水でこね、乾かない間に塗りつけて使用したりしますが、こういった濡れた状態で施工された外壁は、乾燥する際に水分が蒸発することで収縮が生じます。
収縮が完全に終わる前に塗装をした場合、塗膜にひび割れが生じやすくなります。
収縮が終われば、それ以上の収縮はないため、ひび割れが拡大することはありません。
・構造クラック
建物の置かれている環境によっては、冬の寒い日に凍結してしまい、凍結と融解を繰り返したり、不同沈下によって歪が生じてしまったりすることがあります。
こういった場合に、構造自体にひび割れが入ってしまう場合があります。
また、構造的な欠陥があり、そもそも建物自体が歪んでいたり傾いていたりすると、外壁にひび割れは入りやすくなります。
・縁切れによるクラック
外壁塗装の施工では、今日はこの面とこの面、明日はこの面といったように、一面ずつ仕上げていきます。
ただ、何かしらの事情で一面を塗りきらずに施工を中止したり、部分的に塗りなおしたりすると、古い塗料と新しい塗料の間にひび割れが生じる場合があります。
②ヘアークラック
塗膜のみひび割れている状態です。
このひびは幅が小さく、糸のような細いひびとなります。
下地には問題はありません。
▼対処方法
浅いひびであれば、ご自身でホームセンターなどに売っているコーキング剤を使用して補修しても良いと思います。
とはいえ、本当に表面の塗膜にのみひびが入っているのかはプロのチェックをおすすめします。
また、手が届かない場所のひびについても、危ないので。。。
ということで、今回は外壁塗装のひびについてでした。
次回は剥がれについてブログを加工と思います。